東日本大震災における被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 
さて、私達も被害にあわれた方に少しでも役に立とうと自分たちなりに努力をしてきました。
しかし、最近は何が正しくて、何が間違いなのか判断がつかない心境になっています。
 
誰しも自分の中で「正しい事はする。」「間違っている事はしない。」という信念を持っていると思いますが
それが通用しない事が起こるのが現実です。
 
現在も、東日本大震災当初から復興ボランティアを行なっている建築職人さんがいます。
10ヶ月間以上も被災地で無給で働いているのです。
1人ではありませんよ。多数の方が出たり入ったりして壊れた家の修理をしているのです。
 
これは一見、良い事に見えます。
しかし、作業している職人さんの会社は倒産。家族は逃げる。借金の取り立ては来る。ボロボロです。
中には、子供を連れて奥さまが強制的に連れ戻しに来た人もいました。
作業中に怪我をしたり、病気になって病院送りの人もいました。
 
東日本大震災の原因は天災です。
 
多くの命が奪われ、街が広範囲に破壊されました。
 
誰の責任でもありません。
 
命は復旧出来ませんが、街(建物)は復旧しなくてはいけません。
 
誰が費用を出すのが正しいのでしょうか?
 
国(税金)でしょうか?
 
国(税金)ならば、正しく使われていないのではないでしょうか?
 
以前の記事にも書きましたが、東日本大震災で何億円も儲けてる人もいます。
 
逆に、家族を亡くし、家も財産も無くした人もいます。
 
又、被災者の中でも国からの資金を沢山受け取り、裕福になっている人もいます。
 
又、被災者ではないのにボランティアで駆けつけてボロボロになっている人もいます。
 
又、私達に「無料で家を修理してほしい。」との連絡も沢山いただきますが、これも正しいのでしょうか?
 
2011年3月4月の気持ちを思い出してください。

 
「何でもイイから食べ物が欲しい。」「寒さをしのげれば良い。」「何もかも全て失った。」この様な状態だったでしょう。
今は国からの援助も有り、資金を持っていて高級車に乗って毎日パチンコにいっている人もいるほどです。
(そんな人ばかりでは無いでしょうけれども。)
そんな中、自分の家族、会社、本人を犠牲にして復興活動を続けるのは正しいのか?
 
最後に、結局 何が言いたいのか
 
天災で被害に合われた方に対して、もっと日本中の人が平等に支援出来無いものか!
苦しんでいる人、損した人、特した(儲けた)人の差が大きすぎる!と思います。