被災地で悪徳業者が多く出回っているという話しを聞きますが、
私達「がんばれ東日本!」も、被害に合ってしまいました。

【 状況 】
・5月中旬頃
  私達が工事を行なっている仮設住宅の工事現場に「工事をさせてください。」と、営業マンが現れる。
  その時の自己紹介が工事中の私達職人さんの会社名を使って現場監督に挨拶をする。
  監督さんは「今、現場で工事してもらってますが。。。」と、不審に思い、私に連絡をくれました。

・次の日
  私は、その営業マンが置いていった名刺の連絡先に電話をしてみる。
   私:「仮設住宅の仕事をしてもらえますか?」
   ア:「イイですよ。どちらさまですか?」
   私:「宮城県で仮設住宅を沢山している、工務店の高屋と申します。」
   ア:「ぜひ、お願い致します。」
   私:「失礼ですが、御社の会社名を もう一度教えてください。」
   ア:「東京のア●●●●●の◯◯と申します。」
   私:「現在、どんな活動をされていますか?」
   ア:「福島県で原発30km圏内の瓦礫の撤去の人員派遣や雑務をしています。」
   私:「大工さんや、電気屋さん等の職人さんはいますか?」
   ア:「今は、いないです。」

 ま、こんな感じのやり取りでした。
 他人の会社名を使って訳の分からない奴だなぁ。。。と思いながらも相手にしないでおこうと、電話を切りました。

・数日後
  私の携帯電話に電話が入りました。
   ア:「福島県で原発30km圏内の瓦礫の撤去の人員を探して派遣して欲しいのですが。」
   私:「ボランティアですか?」
   ア:「1日、13,000円で来てくれる人を100人派遣して欲しいのです。」
   私:「いれば、又、紹介します。」

 相手にする価値無し。と思い、放置。

・6月2日
 又、私の携帯電話に電話が入りました。
  ア:「電気屋さんが3名ほど必要で、困っています。助けてもらえませんか?」
  私:「被災者の方が困っているのですか?」
  ア:「はい。」
  私:「職人担当の本部長から連絡させます!」

 職人を取り仕切る本部長から連絡すると、電気屋さん3人と大工さん3人の計6人が明日から必要だと。
 明日からなので、夜中まで残業をして、コチラの職人さんをアチラに回して、コッチは・・・

 段取りを大幅変更して、何とか6名の段取りが付きました。

所が、ア●●●●●に電話しても電話しても出ません。折り返しの電話もありません。
夜中まで電話に出ません。朝に電話してもでません。

先ほど(AM10:30頃)やっと、電話がつながりました。

  ア:「もう、見つかったので不要です。」
  私:「えっ! それは困りますよ。連絡してくれないと。。。」
  ア:「もう、いらないです。」
カッチーン! 頭の線が切れました。
  私:「それなら、今日の分だけでも、職人さんの日給を払ってください!」
  ア:「後で連絡します。」
  私:「何を後で連絡するのですか?! 請求書を送るので住所を教えてください!」
  ア: ガチャ! プー プー プー
電話を切られました。。。

直ぐに、かけ直しましたが、
  ア:「後で連絡します。」ガチャ! プー プー プー

又、直ぐに、かけ直しましたが、電話に出ません。

PS
福島県で原発30km圏内の瓦礫の撤去の人員は、ゼネコン?国?(←未確認)から
1日の日給は数十万円出ていると聞きました。
それを、1次請け→2次請け→3次請け→4次請け→5次請け→実際の作業員は13,000円
中には、7,000円の日給で作業している人もいるのです。

作業している本人が納得して作業しているので、他人の私がとやかく言う資格はありませんが、
何か間違ってないでしょうか?

こんな事で、日本の国は良いのでしょうか? 

瓦礫の撤去を依頼して、資金を出している本人(日本の政治家)は、この状況を把握しているのでしょうか?