何度も私は発信していますが、改めて再発信致します。

東日本大震災における建物の倒壊は津波による被害がほとんどだと、私個人が見た目で判断しています。
私は、宮城県、岩手県の海岸線を全部回って、地元の方と話しを聞き、実際に建物の中に入れてもらったり
泊めていただいたり、修理をさせていただいた経験からの判断です。

テレビ、マスコミの等では「電気は完全復旧!」などと報道されていますが、
確かに、電柱などは早く復旧しました。見事な速さで作業が行われました。

しかし、個人の家のブレーカーまでしか復旧していないのです。

どう言う事かと言うと
ブレーカーから先(家の中)は電気は復旧されていないのです。

津波でブレーカーが浸水した家は
東北電力から「ブレーカーを上げると漏電している場合は火災になる。」と、言われて
ブレーカーを触る事も出来ずに、未だに電気が使えない家があるのです。

お年寄りの方は「東北電力が修理に来てくれる」と信じて、私達の無料修理を断る方もいるほどです。

しかし、専門家(電気屋さん)が 漏電テスターで点検し、漏電カ所さえ修理すれば
早い場合には10分程度で家の中に電気が開通する場合もあるのです。

コンセントを取り替えるだけ、漏電場所だけ使えなくする。等の修理で復旧する事なのです。

東電は修理に来ません。私の把握している範囲では家の中まで修理した話は聞いた事がありません。
街の電気工事屋さん自体も津波の被害にあわれています。
活動出来る電気工事士の方がいても、件数が多いので追い付かない状態です。

 

2011/5/28現在、本日も電気の復旧工事をしています。まだ このような家も残っています。

懐中電灯やロウソクで生活しなければならないのは嫌です。

「東北の人は我慢強いから・・・」と、地元の人は言われてましたが、ホントにそれで良いのか?。。。

【 追記 】
家の中の電気を修理したお宅の方から、メッセージを頂きました。   

涙をボロボロ流して喜んでくださいましたよ。

こんな活動を震災後、2ヶ月以上も無料ボランティアで続けています。
応援、宜しくお願い致します。