実は、私の把握してるだけで数カ所、未だ手付かずの被災地域があります。

震災から2ヶ月以上経過したにも関わらず、ガレキの山状態です。


(写真はイメージです。実際の地域の写真ではありません。)

なぜ、未だ手付かずなのか?自衛隊やボランティアは来ないのか?
私も震災から2ヶ月以上経過しているのにビックリしました。

地元の方の話を聞いてみると、詳細が明確になってきたのです。
相当、危険な話しなので地域名は伏せておきます。

 
【手付かずの理由は】

・地元住民は震災の影響で収入を全て失った。
   ↓
・瓦礫の撤去作業は国から1日作業すると、数千円の作業料がもらえる。
   ↓
・毎日、コツコツと手作業で作業すれば安定した収入になる。
   ↓
・自衛隊やボランティアが作業をすると、収入の入る期間が減る。
   ↓
・自衛隊やボランティアの作業を断る。(重機も無い。)
   ↓
・よそ者は受け入れない、心理が強くなる。

危険な内容ですが、私は個人的にコレはコレで良い事だと思います。
どんな事であろうとも、被災者の方に収入が入るという事であれば。

地元住民のプライドもあるでしょうから、外部の人間がとやかく言う必要も無い話です。

ただ、私達はこの地域に「不便は無いか?」等の世間話をしに定期的に訪問しています。
小さな集落なので、地元住民の方と仲良くなる。心を受け入れられる事が大切なのです。

業務的、事務的な付き合いは受け入れられません。
一緒に食事をし、風呂も一緒に入り、泊めてもらえるくらいの付き合いです。

このような地域もありますが、悪く思わないでください。
街が綺麗になるだけで、心から復興出来る訳でも無いのです。

このような地域の住民さんの心の叫びも理解してあげてください。