2011年3月11日 東日本大震災 株式会社 山大 様も被災にあわれました。

株式会社 山大 様は宮城県石巻市潮見町2番地の3に本社をおかれている、日本でも最大級の材木屋さまです。


地図で見ても分かる様に、今回の震災でモロに津波の被害にあわれた会社です。

被害はとんでもなく大きかったと聞きます。

上記写真の後ろのガレキが生々しく物語っています。

この、株式会社 山大さまが前向きに復興活動をされ、営業を再開されています。
被災地でも数少い前向きな会社で、この震災にも負けずに会社を再建され、積極的に活動されています。

まず、活動されている事は、津波で流れた木材を社員総出で拾い集める事から始められたそうです。
私達には想像も付かない地道な困難な作業だった事だと思います。
加工済みの木材は水に濡れると使い物にならない(製品として)という常識を打ち破り、
社員総出での活動だった事だと思います。

しかし、木材業界最大手の「株式会社 山大」様ですから、製品として利用出来るものは利用出来る様にされます。
どうやって、木材を再生させているのかというお話を聞きましたが、
木材の一本一本を真水で手洗いされているそうです。まだ、東北の肌寒い時期に社員総出での作業だそうです。

「株式会社 山大」様、社員総出の努力は素晴らしいと感激を受けました。

これだけの流された木材を集めるのに、どれだけの努力、苦労があったことでしょうか。。。

「株式会社 山大」の社長の息子さまの専務取締役さまに、お話を伺いましたが、
実は「株式会社 山大」様は1716年創業の295年の歴史を持たれる由緒正しき会社なのです。
現在の社長は九代目だそうです。

その専務取締役さまのお話しによると、
「鉄骨の建物よりも、木造の建物の方が津波に強かった。」と、言われるのです。
↓この写真を見てください。木造建物の前に鉄骨の建物があったそうです。
鉄骨の建物は柱から津波で流されたけれども、木造の建物は生き残っているのです。

今回の津波で、木の強さが実証されたのです。実際に「株式会社 山大」さんが体験された話しです。

今後、被災地では木造の需要が増えてくる事でしょう。
又、木造の強さが見直される事でしょう。「株式会社 山大」さんが身を持って体験された事ですから。

この宮城県石巻市でも、ここまで前向きな考えで早期復興されている会社は少ないと思います。
本日、5月17日現在では、

 

 こんなにも早く復興されています。

これも、何も、会社の前向きな姿勢と、熱い気持ち、行動力だと思います。
我々、震災にもあってないのに「不況だ!」「しんどい!」と、言っている場合ではありません。
「株式会社 山大」さんを見習って、もっともっと頑張るべきだ。という事を実感させられました。

今後、「株式会社 山大」さんは、木造の建物の復旧を推薦されています。
確かに、この状況を目の当たりにすると納得せずにはいられません。木造は強い!

今回の東日本大震災について熱く語ってくださった「株式会社 山大」さまの専務取締役さん

私達、日本中から応援しております。

又、現在、東北で活動している私達、職人で出来る事があれば何なりと言ってください。
最大限のお手伝いはさせていただきます。

今回は本当に、お話を伺わせていただき、ありがとうございました。
今後共、宜しくお願い致します。

 

株式会社 山大さんのホームページはコチラです>>http://www.yamadai.com/
平成23年5月17日 東日本大震災建築復興支援活動 代表 高屋友明