今回の東日本大震災による、津波での被害直後の写真です。

この家はアパート(平屋の連棟)で、多くの方が住んでいました。
しかし、住民の多くの方が行方不明となり、又、生き延びた方も出て行かれました。
理由は「壊れているので住めない。」「修理しても又、住むのは怖い」「親戚の家に避難」「実家に帰る」など。。。

しかし、大家さんは決断されました。

「このまま放っておいてもしょうがない。」
「修理して、住まいの無い方に無料で提供しよう!」

縁があって私達と出会い、大家さんの気持ちを聞いた時には感動し、涙が出る思いで、
「私達が無料で修理します!」(材料費は大家さんや私達、募金から捻出しています。)

こんな流れで、ボランティア建築作業が始まったのです。

日々の作業はFacebookの建築活動で公開していますが、
コチラに入居するにふさわしい方が現れたので無理やり 先日、1部屋が完成させました。

アパートのオーナーさんの知り合いで、
中3の子供と小学2年生の子供と奥さんと三人の残された家族がいました。
家は流されて避難所や、知り合いの家と転々と移り渡り、今月の14日迄に出て行ってほしいと言われこまってる。
という状況の人です。

早速私達と相談し、
アパートのオーナーさんのさんは小学生二年生の子供がいるなら断る理由なし。

アパートのオーナーさん宅にて、二年生の女の子と一緒に面接し、アパートを見学。
その女の子を見てるだけで同情してしまい、

「アパートの一部屋仕上げますよ!」と話しかけ急遽14日に引越し決定となりました。

実は、完成のメドも無いのに、気持ちだけで言ってしまい、
14日までには完成させなくっちゃ!と、 メチャメチャ急いで無理やり完成させました。

完成したアパートです。